N-BOXで高速道路は怖い?100km/hで走れる理由と乗る前の設定・燃費・ターボの違い

N-BOXで高速道路は怖い?100km/hで走れる理由と乗る前の設定・燃費・ターボの違い

高速道路を使う予定ができたとき、まっさきに頭をよぎるのが

この軽で本当に大丈夫かな?

という気持ちだと思います。

私も同じで、N-BOXには申し訳ないけど

  • ちゃんと長距離走り切れるかな?
  • 坂道でも必要なスピードを出せるかな?維持できるかな?
  • 背が高いぶん風で流されないかな?

とか、正直不安でしたが、いざ乗ってみるとN-BOXは

高速道路を普通に走れるし、出せる速度も普通車と同じ100km/h

だったので安心しました。

怖さの正体もはっきりしていて、ほとんどは出発前の数分の準備と、走り出してからのちょっとした構え方で小さくできます。

まずは、よく聞く不安と実際のところを並べてみます。

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よくある不安実際のところ
軽は80km/hまで
なのでは
普通車と同じ100km/h
120km/h区間も同じ扱い
横風で飛ばされそう燃料タンクが床の中央にあり
見た目より重心が低い
合流で加速が
足りないのでは
加速車線を長めに使えば
ノンターボでも流れに乗れる
長距離で疲れそう全車にACCとLKASがあり
右足と腕の負担が減る
高速だと燃費が
落ちそう
高速道路モードは21.8km/L
満タンで500km台が目安

私はミニバンからN-BOXに乗り換えたので、不安で不安でたまらなかったのですが、いざ高速運転すると、全然心配いらなかったです。

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N-BOX|HONDA

京都・木津川市の高台からの1ショット。

高速も安心、街中の狭い小道も、狭い駐車場も安心です。

この記事を読めばわかること
  • N-BOXで高速道路を走るときに出していい速度と、かかる料金の考え方
  • 「怖い」と感じる原因の中身と、揺れたときにどう構えればいいか
  • 高速で急に鳴りだす音の正体と、直せる音・気にしなくていい音の見分け方
  • 高速道路での燃費と、満タンからどのくらい走れるかの目安
  • 出発前にやっておく5つの設定と、ACC・LKASの使い方
  • ターボとノンターボ、カスタムで高速の余裕がどれだけ変わるか
目次

N-BOXで高速道路は走れますか?そんな不安の答えと怖いと感じる理由

高速道路の走行車線を周囲の車と同じペースで走るN-BOX

N-BOXが高速道路で出せる速度は普通車とまったく同じ100km/hです

軽自動車の高速道路での法定速度は、2000年10月から普通車と同じ100km/h

になっています。

それ以前は80km/hだったので、当時の記憶のまま「軽は遅い枠」と思っている人がまだ多い部分です。

いまは車検証の区分が軽自動車でも、標識に何も書かれていない区間なら100km/hまで出していい、という扱いで統一されています。

新東名や東北道の一部にある120km/hの区間も同じで、軽自動車は標識どおり120km/hまで走れます。

この区間で速度を抑えられているのは、大型貨物やトレーラー、大型特殊といった大きな車のほうです。

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区間N-BOX大型貨物トレーラー
標識なしの
高速道路
100km/h80km/h80km/h
120km/hの
指定区間
120km/h90km/h80km/h
自動車専用道路60km/h60km/h60km/h

もちろん、出していい速度と、出して気持ちいい速度は別の話です。

N-BOXでいちばん落ち着くのは、走行車線で90km/h前後をキープする走り方だと感じる人が多いところです。

この速度帯なら、エンジンの回転もそれほど上がらず、車内の会話もふつうに続きます。

速度の話とあわせて覚えておくと得をするのが、料金の区分です。

高速道路の料金は普通車を1.0としたときの比率で決まっていて、軽自動車等は0.8です。同じ距離を走っても2割安く済むので、帰省のように長い距離を往復するほど差がふくらみます。

速度は普通車と同じで、料金は2割安い、というのがN-BOXで高速道路を使うときの立ち位置です。

そうそう、軽自動車で高速に乗ったら2割くらい安かったのでめちゃお得でした。

高速道路を安心して走れるのかの不安から安心、そして2割も安く乗れるおまけまでついてきて、感情の揺れ幅のすごいこと…

N-BOX|HONDA

高速道路が怖いと感じる正体は横風と音と後続車の3つに分けられます

怖さは、ぼんやりしたままだといちばん大きく感じます。

実際にN-BOXで高速道路が怖いと言われる中身は、だいたい次の3つに分かれます。

  • 横からの風でひやっとする
    橋の上やトンネルの出口で、車体がすっと横に持っていかれる感じがする
  • エンジンの音が急に大きくなる
    登り坂で回転が上がり、壊れそうな音に聞こえて不安になる
  • 後ろの車が近づいてくる
    追い越し車線に出たまま抜けきれず、後続に張りつかれる

ひとつ目の風は、全高1790mmという背の高さから来る現象で、これは車の性格そのものです。

ただ、風で押されることと、危ない状態になることは同じではありません。

押されたぶんを戻す動きが早く終わるように作られているので、慌てて大きくハンドルを切らなければ、数秒で元の位置に戻ります。

ふたつ目の音は、660ccのエンジンが仕事をしている音で、故障の音ではありません。

登り坂でCVTが回転を高く保つのは、そのほうが力が出るからで、平坦な道に戻れば音もすっと下がります。

3つ目の後続車は、車の性能というより走る場所の問題です。

いちばん左の走行車線をキープしていれば、後ろから来た車は自分から追い越し車線に移ってくれます。

張りつかれて怖い思いをするのは、追い越し車線に出たまま戻りそびれているときがほとんどです。

抜きたい車がいなくなったら、早めに左へ戻る。これだけで後ろのプレッシャーはほぼ消えます。

怖さの中身が3つに分かれると分かるだけで、走る前の気持ちがずいぶん軽くなります

背が高くても横転しにくいのは燃料タンクが床の真ん中にあるからです

背が高い車ほど転びやすい、というのは形だけを見れば筋の通った話です。

ただN-BOXは、その形の弱点を打ち消すために燃料タンクの置き場所を変えています。

ふつうは後席や荷室の下に置くタンクを、前席の足元あたり、つまり車体のほぼ中央の床下に収める作りになっています

ガソリンは満タンで20kg以上ある重りなので、これが床の低い位置にあるだけで、車の重心はぐっと下がります。

カーブで車体が傾く量が減り、傾いたあとの戻りも早くなる、という効き方をします。

そのうえで、姿勢が崩れかけたときに自動でブレーキとエンジンを調整するVSAが全車に付いています。

カーブに速く入りすぎた、急にハンドルを切った、といった場面で、4つのタイヤを個別に制御して向きを立て直してくれる仕組みです。

安全性の評価でも、N-BOXは自動車アセスメントの総合評価で最高ランクのファイブスター賞を取っています。

法定速度の範囲で走っているかぎり、高速道路のカーブで横転する心配をする必要はまずありません。

ついでに気になりやすい静かさの話もしておきます。

100km/hで巡航していても、前の席と後ろの席でふつうの声量の会話が続くくらいには抑えられています。

うるさく感じるのは登り坂でエンジンが回っているあいだで、平坦に戻ると音楽の音量を上げ直さずに済む静かさに戻ります。

高速道路でのふらつきは空気圧と手の力の抜き方でかなり収まります

横風を受けた軽自動車が床下中央の重さで姿勢を戻す仕組みの図解

ふらつきは車の性格だけで決まるものではなく、こちらの準備でかなり変わります。

いちばん効くのに、いちばん忘れられているのがタイヤの空気圧です

空気が足りないタイヤは接地面がぐにゃりとして、まっすぐ走る力が落ちます。

その状態で高速に乗ると、風でも路面のうねりでも車体が動きやすくなり、ハンドルの修正が増えて疲れます。

指定の数値は運転席のドアを開けたところに貼ってあるシールに書いてあるので、出発前にガソリンスタンドで合わせておくと、それだけで走りが落ち着きます。

次に効くのが、ハンドルを握る手の力加減です。

怖いと思うほど強く握ってしまいますが、力が入っているとわずかな揺れにも手が反応して、かえって車が左右に振られます。

両手を9時15分の位置に置いて、軽く支えるくらいの力にしておくと、風で押されたぶんが自然に収まります。

風を受けやすい場面もだいたい決まっています。

  • 川や海をまたぐ長い橋の上
  • トンネルを抜けた直後の数秒
  • 防音壁が途切れて景色が開けたところ
  • 大型トラックを追い越すときと、追い越されるとき

この4つは、見えた時点で「来るぞ」と身構えておけるので、不意打ちになりません。

大型トラックの横を通るときは、車体がいったん外に押され、そのあと引き戻される動きになります。

ここでハンドルを大きく切ると振り返しが出るので、ほんのわずかに内側へ当てる意識でやり過ごすのがきれいです。

風が強い日は、速度を10km/hほど落とすだけで受ける力がはっきり小さくなります。

出発の朝に風速の予報を見ておいて、強い日は走行車線でゆっくり行く、と決めておくと当日の判断がいりません。

  • 出発前
    タイヤの空気圧を指定値に合わせる
  • 走行中の手
    両手で軽く支える。強く握らない
  • 風の場所
    橋・トンネル出口・大型車の横で身構える
  • 強風の日
    速度を10km/h落として走行車線で行く

高速道路で急に鳴りだす異音はピー音とゴー音とカタカタで見分けられます

高速走行中に音が出やすい4カ所を示したN-BOXの側面図

街乗りでは静かなのに、高速に乗ったとたん聞いたことのない音が鳴りだすと、一気に不安になります。

高速で出る音のほとんどは、音の種類と鳴りはじめる速度で発生源が絞り込めます

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音の感じ鳴りだす速度出どころどうするか
ピーッと
笛のような音
80km/h前後フロントガラス
まわりのモール
すき間を埋めれば
止まる
ヒューヒューと
すきま風の音
60km/h前後ドアやスライドドアの
ゴム部分
ゴムの浮きや
ずれを直す
ゴーッと
低く続く音
速度に比例タイヤと路面減るのは自然な音
直す対象ではない
カタカタ
ビビビ
路面が荒れると内装のすき間
置いた荷物
すき間を埋める
荷物を固定する

いちばん問い合わせが多いのが、1段目のピーッという音です。

80km/hあたりからフロントガラスの上のほうで鳴りはじめて、速度を落とすと止まる、という出方をします。

これはガラスのふちを囲んでいるモールにわずかなすき間があり、そこを風が抜けるときに笛と同じ理屈で鳴っている状態です。

すき間を埋めれば止まる音なので、走りや安全そのものに問題があるわけではありません。

新車から3年以内ならメーカー保証の範囲で直してもらえた例が多く、期間を過ぎていても数千円程度で収まる作業です。

この手の音は、点検に持ち込んだときに再現できないと話が進みません。鳴っている最中にスマホで20秒ほど録音して、そのときの速度をメモしておくと、担当の人がすぐ場所を特定できます。

2段目のヒューヒューは、ドアやスライドドアのまわりを囲むゴムがわずかに浮いているときに出ます。

ゴムを指でなぞってみて、めくれや段差があればそこが当たりです。

3段目のゴーッという低い音は、タイヤが路面を転がる音そのもので、どの車にもあります。

ただ、左右どちらかからだけ大きく聞こえたり、速度を上げるほどうなりが強くなったりする場合は、タイヤの減り方が偏っている可能性があるので見てもらうと安心です。

4段目のカタカタは、いちばん多いのに拍子抜けする原因で、ダッシュボードのすき間や、荷室に置いた荷物が動いていることがほとんどです。

長距離に出る前に荷室の荷物をまとめて動かないようにしておくと、それだけで消えることがよくあります。

N-BOXの高速道路での燃費は満タンで500km前後の航続距離になります

高速道路の燃費を知りたいときに、カタログの総合値だけを見てもあまり当たりません。

総合値は街乗りと郊外と高速を混ぜた数字なので、実際に高速だけを走る日の目安には少しずれます。

見るべきなのは、カタログの中にある高速道路モードの数字です。

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グレード(FF)高速道路
モード
タンク
容量
計算上の
航続距離
N-BOX
ノンターボ
21.8km/L27L約588km
N-BOX CUSTOM
ノンターボ
21.4km/L27L約577km
N-BOX CUSTOM
ターボ
20.4km/L27L約550km

ここで目を引くのが、ノンターボとターボの差が1.4km/Lしかないところです。

ターボにすると燃費がごっそり落ちる、というイメージを持たれがちですが、高速だけを見ればほとんど並びます。

ターボは低い回転で力が出るので、巡航中にエンジンを無理に回さずに済むのが理由です。

差が開くのは信号の多い街乗りのほうで、そちらは1.9km/Lほど離れます。

実際に走ると、表の数字より1割から2割ほど下がると考えておくと現実に近くなります。

エアコンを使う季節、大人4人と荷物を積んだ状態、登り坂の多いルートは、そのぶん余計に食います。

それでも400km台の後半は走れる計算なので、東京から名古屋くらいまでなら無給油で届く距離感です。

ただ、燃料タンクは4WDだと25Lに減ります。

4WDで雪の多い地域を長距離走るなら、残り3分の1を切ったところで次のサービスエリアに入る、と決めておくと気持ちが楽になります。

燃費を伸ばしたいなら、速度を上げすぎないのがいちばん効きます。

  • 80〜90km/hで一定に走る
    空気抵抗が小さく、回転も低いままで済む
  • 加減速を減らす
    車間を広めに取ると、ブレーキを踏む回数そのものが減る
  • 空気圧を合わせておく
    転がりが軽くなり、まっすぐ走る力も上がる

この3つは、そのまま走りの安定にもつながるので、燃費だけの話で終わりません。

N-BOXで高速道路を安心して走るための設定とターボやカスタムの選び方

N-BOXのステアリング右側にあるACCと車間距離設定のスイッチ

ここからは、出発前の準備と、走り出してからの装備の使い方、それにグレード選びの話をまとめます。

高速道路に乗る前にしておきたいN-BOXの設定は5つだけです

準備といっても、整備工場に持ち込むような話ではありません。

高速に乗る日の朝、10分あればひととおり終わる設定が5つあります

  • タイヤの空気圧を指定値に合わせる
    ドアを開けたところのシールに書いてある数字に合わせる
  • シートを深く座り直す
    ブレーキを奥まで踏んでも膝に余裕が残る位置にする
  • ハンドルの高さを合わせる
    握ったときに肘が軽く曲がる角度にする
  • 車間距離の設定を長めにしておく
    ACCの車間はいちばん長い段にしておくと落ち着く
  • ECONモードの入り切りを決めておく
    合流や登りが多いルートなら切っておく

空気圧は、高速に乗る前だけは必ず見ておきたいところです。

空気は放っておくと自然に抜けるので、前に入れたのが何か月も前なら、まず足りていません。

シートは、疲れ方がいちばん変わる部分です。浅く座って腕を伸ばしきる姿勢だと、肩と腰に負担が集まります。

背もたれにしっかり体をあずけて、ハンドルの上側を握っても肩が浮かない距離まで近づけると、2時間走っても体の痛みが出にくくなります。

車間距離の設定は、走り出してからいじると気が散るので、動く前に決めておくのがおすすめです。

ECONモードは、燃費を優先してアクセルの反応をおだやかにする機能なので、合流でぐっと踏みたい場面では物足りなく感じることがあります。

ECONは走行中でもボタンひとつで切り替えられます。合流と登坂区間だけ切って、本線で流れに乗ったら戻す、という使い方をすると、燃費も加速の余裕も両方取れます。

この5つを済ませておくと、料金所を抜けたあとに考えることが運転だけになります。

自動運転と呼ばれるACCとLKASは高速道路でこそ本領を発揮します

N-BOXには、Honda SENSINGという運転支援の仕組みが全グレードに付いています。

このうち高速道路で効くのが、前の車についていくACCと、車線の真ん中をキープするLKASの2つです

いまのN-BOXは、フロントガラスの上に付いた広い範囲を見られるカメラと、前後8つのソナーで周りを見ています。

グリルの奥にレーダーを積んでいたのはひとつ前の世代の作りなので、いまの型でグリルの汚れを気にする必要はありません。

その代わり、フロントガラスの内側にステッカーを貼ったり、外側が泥や雪で覆われたりすると働かなくなります。

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機能働く速度やってくれること任せられないこと
ACC止まった状態
から使える
前の車との間隔を
保って加減速する
車線変更の判断
急な割り込みへの対応
LKAS約65km/h
以上
車線の中央を走るよう
ハンドルを補助する
ハンドルから手を
離した状態での走行

ACCは、前の車が減速すればこちらも減速し、離れれば設定した速度まで戻る、という動きをします。

渋滞に入って前の車が止まれば、こちらも止まってくれるところまで見てくれるので、のろのろ運転での踏み替えがなくなります。

LKASのほうは約65km/hから働きはじめるので、街中ではほとんど出番がなく、高速に入って初めて意味が出る機能です。

白線がはっきり見えている直線やゆるいカーブでいちばんよく働き、ウインカーを出しているあいだは邪魔をしないように止まります。

操作は3ステップで終わります。

①MAINスイッチを押す

ハンドル右側のMAINを押すと、メーターの中にマークが白く点いて、いつでも使える状態になります。エンジンを切ると解除されるので、サービスエリアで休んだあとは押し直します。

②走りたい速度でSETを押す

流れに乗った速度になったらSETを押すと、その速度が目標として記憶されます。マークが緑に変わったら作動中です。あとはRESとSETで1km/hずつ、または大きめの刻みで調整できます。

③車間距離を選ぶ

車間距離のボタンで4段階から選べます。高速に慣れていないうちは、いちばん長い段にしておくと前の車の動きに余裕を持って対応できます。

解除したいときは、ブレーキを軽く踏むかキャンセルのボタンを押すだけで、すぐ自分の操作に戻ります。

この2つを使うと、右足でアクセルを踏み続ける時間と、まっすぐ走らせるために腕に入れている力が減ります。長い距離を走った日の疲れ方が、使う前と後ではっきり変わる部分です。

名前は自動運転っぽいですが、あくまで補助なので、前を見て、いつでもブレーキを踏める構えは残したままにしておきます

ターボとノンターボで高速道路の差が出るのは合流と長い登り坂です

どちらを選ぶか迷ったときは、数字の意味から見ると決めやすくなります。

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項目ノンターボターボ
最高出力43kW(58PS)
7,300rpm
47kW(64PS)
6,000rpm
最大トルク65N・m
4,800rpm
104N・m
2,600rpm
車両重量
(FF)
910kg〜950kg〜
高速道路
モード燃費
21.8km/L20.4km/L

注目したいのは、馬力よりもトルクの数字と、それが出る回転数のほうです。

ノンターボは4,800回転まで回してようやく力のピークが来るのに対して、ターボは2,600回転で最大の力が出ます。

しかも力の大きさ自体が1.6倍あるので、踏んだときの伸び方がまるで違います。

この差が出るのが、合流と長い登り坂です。

合流は、加速車線の使い方さえ決まっていれば、ノンターボでも十分に本線へ入れます。

  • 料金所を出たらすぐ加速をはじめて、加速車線の前半で速度を作る
  • ミラーで本線の車を見て、入る場所をひとつ決めてしまう
  • 車線の終わりで迷わないように、途中で速度を落とさない

加速車線の後半でようやく踏みはじめるとノンターボは苦しくなるので、前半で作ってしまうのがコツです。

長い登り坂のほうは、体感の差がもっとはっきりします。

ノンターボは速度を保とうとしてエンジンが高く回り続け、それでも勾配がきついとじりじり速度が落ちてきます。ターボは少し踏み足すだけで速度を保ったまま登りきります。

  • ターボが向いている使い方
    月に何度も高速を使う
    山越えのルートが多い
    大人4人と荷物で移動する機会がある
  • ノンターボで足りる使い方
    高速は年に数回
    乗るのは1人か2人が中心
    走行車線でのんびり行くほうが好き

カスタムターボが高速道路で有利なのは15インチタイヤと低回転のトルクです

カスタムは見た目の違いで語られがちですが、高速に関しては足元の作りが変わります。

カスタムターボだけタイヤが165/55R15になり、標準の155/65R14より太くて薄い組み合わせになります

接地する面が広いぶん、まっすぐ走らせているときの手ごたえがしっかりして、車線の中央に置いておきやすくなります。

タイヤの横の部分が薄いことも、風で押されたときのぐにゃっとした感じを減らす方向に働きます。

そのぶん最小回転半径は4.7mになり、標準の4.5mより少しだけ小回りが利かなくなります。ここは街乗りで感じる差です。

もうひとつ、ターボ車にはハンドルの奥にパドルシフトが付きます。長い下り坂でギアを落として速度を抑えたいときに、ブレーキを踏み続けずに済むのが高速で効いてくる場面です。

同じターボでも、JOYのターボは14インチのままなので、足元の差はカスタム側だけの特徴になります。

カスタムのノンターボは、外装と装備がカスタム、走りは標準と同じ、という組み合わせです。見た目を取りたいけれど高速はたまにしか使わない、という場合はここが収まりのいい選び方になります。

高速での安心感を最優先にするなら、順番はカスタムターボ、JOYやカスタムのノンターボ、標準のノンターボという並びになります。

N-BOXの高速道路でよくある質問

細かいところで引っかかりやすい疑問をまとめておきます。

高速道路でぴったり後ろにつかれたらどうすればいい?

速度を上げて振り切ろうとせず、安全に入れるタイミングで左の車線に移り、先に行ってもらうのがいちばん早く終わります。

追い越し車線を走っていたなら、その時点で戻るタイミングを逃している場合がほとんどです。

戻ったあとも張りつかれるようなら、次のサービスエリアやパーキングエリアに入って間を空けると落ち着きます。

4WDのN-BOXは高速道路で有利?

雪や凍結のある路面では有利ですが、乾いた路面での安定感が大きく変わるわけではありません。

車両重量が増えるぶん燃費は落ち、燃料タンクも27Lから25Lに小さくなるので、給油の間隔は短くなります。

冬に雪国へ行く予定があるかどうかで決めるのが分かりやすい基準です。

追い越し車線を使ってもいい?

遅い車を追い越すために使うぶんには問題ありません。

気をつけたいのは、追い越したあとも走り続けてしまうことで、これは車種に関係なく避けたい走り方です。

抜き終わったら早めに走行車線へ戻る、と決めておくと後ろからのプレッシャーもほぼなくなります。

中古の初代N-BOXでも高速道路は走れる?

走れます。

出していい速度も同じで、年式によって制限が変わることはありません。

ただし運転支援の装備は年式やグレードで大きく違うので、ACCが付いているかどうかは装備表で確認しておくと安心です。

中古で買ったあとは、タイヤの製造年とサスペンションのへたりを一度見てもらうと、高速での落ち着きがまるで変わります。

まとめ:N-BOXで高速道路は普通に走れますし怖さは乗る前の準備でほとんど消せます

N-BOXは

・普通車と同じ100km/hまで出せる
・料金は2割安い
・装備も高速向けにそろっている

ので、高速道路を避ける理由はありません

怖さの中身は横風と音と後続車の3つで、どれも正体が分かってしまえば身構え方が決まります。

グレードで迷っているなら、判断の軸はひとつです。高速を月に何度も使う、山越えがある、大人数で乗るならターボ。年に数回で1人か2人ならノンターボで足ります。

そのうえで、次に高速へ乗る日にやることは3つだけです。

  • 出発前にタイヤの空気圧を合わせる
    ふらつきと燃費の両方に効く、いちばん費用対効果の高い準備
  • 本線に乗ったらACCとLKASを入れる
    右足と腕の力が抜けて、走り終わったあとの疲れが変わる
  • 走行車線で90km/h前後をキープする
    音も燃費も落ち着き、後ろから追われる場面もなくなる

この3つを持っていけば、初めての高速でも、走りだして10分後には肩の力が抜けているはずです。

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N-BOX|HONDA

以前に乗っていたセレナは安定感抜群。

それに比べてN-BOXは…と思っていましたが、ぶっちゃけ高速道路の運転の不安は今は全くなくなりました。

強いて言うなら、強風時の橋の上、くらいかな。

でもそれってどんな車種でも一緒。

それくらい、私の現在進行形の体験としては、全くもって心配なしです

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